あんふぁん別冊 スキンケアBOOK

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- Tゾーンなど皮脂分泌
が活発。20代前半ぐ
らいまでは皮脂分泌
の状態が良好。
子どもの肌は
皮脂が圧倒的に少なく、
乾燥しています
皮膚に筋肉があまり
ない柔らかな状態だ
から、モチモチして
見える。
肌質や年齢によるけれど
皮脂の分泌はあり
女性ホルモンや男性ホルモンが増えることによっ
て、肌は二次成長して皮脂腺が刺激され、皮脂の
分泌が活発に。そんな思春期を経て大人になると、
皮脂分泌も良い状態に。ただし、20代前半ぐらい
がピークで、30代以降は肌質によって皮脂分泌も
下降気味に。顔はTゾーンなど皮脂腺の分泌が多い
ところがあるのですが、手足や下着が締め付ける部
分は基本的に乾燥しやすいです。
モチモチの肌に見えても
本当は乾燥している
皮膚が薄く、バリア機能が
低下している
肌の二次成長を迎える思春期までは、子ども
の皮脂腺は刺激を受けていないので、皮脂が
少なく、カサつきやすいのが特徴。皮膚の表
面である「表皮」から細胞が生まれる時に、
セラミドなどの細胞間脂質を作って肌の水分
量を高めるという仕組み。その潤いをコーティ
ングしているのが皮脂です。皮脂が少ない=
水分を保持できないので、保湿ケアは必須!
生まれたばかりの赤ちゃんの肌は、皮膚が
薄いためバリア機能が低下気味。バリア機
能が低下すると、アレルゲンが皮膚から入
ってきやすくなるため、ブロックするため
にもベビースキンケアは大切です。生後3
カ月以降から特に乾燥が加速するため、1
番乾燥している冬に3カ月を迎える8〜9月
生まれの子どもは、特に注意が必要。
カサカサになり︑あっという間に湿
皮脂が足りないと肌は乾燥に傾いて
ているのですが︑ケアを怠るのは禁
皮膚が薄く︑トラブルに見舞われ
やすい新生児や乳児の頃は︑親も子
疹などのトラブルになりかねません
物です。なぜなら︑子どもの皮膚は
どものスキンケアに一生懸命。とこ
︙。今の時期に増える︑さまざまな
皮脂腺が刺激されていないため︑十
ろが︑幼児になるとお手入れがどん
アレルゲンを最前線でブロックして
子どものスキンケアは
赤ちゃん時代で終わらせない
どん減速気味に︙。その理由は"皮
いるのは︑実は肌。スキンケアで潤
分 に 皮 脂 を 生 み 出 せ な い か ら で す。
膚に厚みが出てきて︑肌が安定した
て︑防御力を高めて大切なお子さん
いのヴェールをしっかり作ってあげ
の肌と健康を守ってください﹂
と 思 う 親 が 多 い か ら " と 話 す の は︑
の友利新先生。
皮膚科医としてメディアでも活躍中
﹁ 子 ど も の 皮 膚 は︑ 1 歳 で だ い た
い大人と同等の厚みになると言われ
子どもと大人の
肌の違いって?
乾燥しやすいこれからの時期は、子どもの肌も
SOSのサインがいっぱい。そのサインを見逃さないためにも、
子どもと大人の肌の違いを学んで、
保湿で健やかな肌を育ててあげましょう!
内科・皮膚科医
友利 新先生
東京都内2カ所のクリニックに勤務する傍ら、医師の立場
から美容と健康を医療として追求。美しく生きるための情
報を発信中。公式YouTubeチャンネルは、登録者数160万
人超えと大人気。一男二女のママ。
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