AIってなあに?

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- 子どもを 取り巻
AIは私たちの日常生活に少しずつ溶け込み始めています。
その便利さの一方で、子どもへの影響も気になります。
人とAIが共存する未来のために、今、できることを考えてみませんか。
子どもとAI の
これからの関わり方
近年、AI(人工知能)は家庭から教育現場まで、
メリットがあるのか、そして保護者が気を付ける
私たちの生活のあらゆる場面に浸透し、身近なも
べき点について考えてみましょう。
のになってきました。スマート家電が掃除や料理
AIは、暮らしや社会を効率化する技術としてこ
をサポートし、AI搭載の教育アプリが学習を助け
れからも広く活用されていきます。物心がつく前
るなど、子どもたちが日常の中でAIと接する機会
からこれらに囲まれて育つ「AIネイティブ」な子ど
も増えています。しかし、この急 速な技 術の進 化
もたちにとって、AIは一緒に遊んだりさまざまなこ
は、便利さと同時に新たな課題も生み出していま
とを教えてくれたりする存在で、まるでAIと友達の
す。
ここでは子どもたちがAIに触れる上で、
どんな
ように付き合う子どももいるかもしれません。
A I はあくまでもツール
上手に賢く付き合いましょう
教育現場でも、AIによる学習支援や個別指導
が 行われるケースが 見られるようになっていま
す。子どもの成績や進度を分析したり、個人の理
解に合わせて課題を作成したりするなど今後も
活用が進められていくでしょう。
しかし、AIに頼り
過ぎてしまうと、自分で解決策を見つけたり、考え
る力が失われたりする恐れがあるとも言われてい
ます。
特に幼児期は人格形成や社会性を育む上で非
常に重要な時期です。AIに過度に頼る習慣がつ
くと、家族や友達との会話が減る可能性がありま
す。子どもがAIと触れ合う際には必ず保護者が付
き添い、あくまでも補助的な役割にとどめるなど、
子ども時代はリアルなコミュニケーションを優先
イラスト/やのひろこ
することが大切です。
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