園ふぁん 2024年7月号

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- 熱されやすい子どもの体
子どもは体が小さいために、同じ環境にいる大人
と比べても、体が熱されやすいことに注意しましょ
う。例えば、子どもと大人の体をやかんに例えてみま
す。大きいやかんに大人の体と同じように水分が6割
入っていて、子どものやかんには、子どもの体と同じ
ように水分が7割入っているとします。すると同じ熱
量の火にかけたときには、子どもの方が早く熱くなっ
てしまうのです。
体を熱する要因は?
気温
直射日光や
照り返しの熱に注意!
20 %
直射日光
輻射熱 ※
30 %
50 %
実は、気 温よりも影 響が大きいのが、直 射日光
や、照り返しの熱! そのため、帽子をかぶらせる、
地べたに子どもを座らせない、直射日光を浴びない
ように日陰に入れるなど対策が必要です。
※照り返しの熱
熱中症、特に気をつけたい時期は?
暑さに体が慣れていない時期が要注意!
5
5 月の暑い日
梅雨の晴れ間
5月でも25℃以上の夏日
となることがあります。気温
が高くなりそうな日は、子ど
もたちの体調に注意し無理
をしないようにしましょう。
雨が続くと、それまで暑さ
に慣れていた体が元に戻っ
てしまうことがあります。ま
た梅雨の晴れ間は、温度も
湿度も上がる可能性がある
ので注意が必要です。
梅雨明け
梅雨明け後は最も暑く、
熱中症による救急搬送者数
が急増する時期。梅雨明け
前から体を暑さに慣らすこ
とも大切です。
お盆明け
お休みでずっと家で過ご
していたために、暑さに慣れ
ていた体が元に戻ってしまっ
たり、旅行などで体が疲れ
ていたりする可能性があり、
熱中症に注意が必要です。
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