親子で守ろう 紫外線対策のきほん

- ページ: 6
- 知っておきたい
目を守る
紫外線から目を守るヒント
紫外線は、目にも直接届くことを知っていますか?
デリケートな子どもの目のためにしっかり対策をして、目の健康を守ってあげましょう。
伊藤医院 副院長/眼科
有田玲子先生
京都府立医科大学卒業、同大学院博士課
程修了。慶應義塾大学、東京大学での診
療・研究を経て、現在は地域医療におい
て眼科診療を行っている。
紫外線は目の奥まで届いて
ダメージを与えます
紫外線のうち、UV-Aは一年中安定して降り注ぎ、一部
は角膜や水晶体を通り抜け、目の奥まで届きます。一方、
UV-Bは主に夏に強く、短時間でも炎症を引き起こしやす
い紫外線です。目に届いた紫外線は、すぐに症状が出なく
ても少しずつダメージが蓄積していきます。また、太陽光
以外でもスマホやPCの普及により浴びる量が増加した高
エネルギー可視光線(HEV)やブルーライトは、網膜まで
到達し、目に深刻な影響を及ぼすといわれています。
水晶体
角膜
網膜
UV-B
UV-A
視神経
HEV・ブルーライト
角膜・水晶体への
ダメージ
網膜への
ダメージ
紫外線による目のトラブル
キラキラの瞳を守って
外遊びをもっと楽しもう
[すぐに出やすい症状]
ドライアイ
紫外線が目の表面を刺激することで、目が乾燥し、目の不快感や異
物感、涙が出るなどの症状が起こることも。
子どもの目は、黒目(瞳孔)が大きく、水晶体が透明で、大人よ
紫外線角膜炎(雪目)
り紫外線を取り込みやすいのが特徴です。屋外で遊ぶ時間も長く、
紫外線によって角膜が炎症を起こす状態。目の痛みや充血、涙が止
まらなくなるといった症状が現れます。
大人よりも紫外線の影響を受けやすいので注意が必要。子どものこ
ろに浴びた紫外線は、将来、白内障や目の病気のリスクを高めるこ
[将来的に心配される症状]
とも分かっています。
白内障
水晶体が濁り、見えにくくなる病気。紫外線の影響が、発症リスク
の一因といわれています。
加齢黄斑変性
網膜の中央の黄斑が老化することで、視界がゆがんだり、見えにく
くなる病気。高齢者に多く、長年の紫外線の蓄積が関係するとされ
ています。
翼状片
白目の表面が黒目に向かって伸びてくる病気。紫外線の影響が一因
とされており、進行すると視力に影響することもあります。
- ▲TOP