親・子ども・園のデータ

【VOL.3】パパの育休は楽しい子育てのきっかけ。「パパの育休」に関する実情を調査

政府は男性育休の取得率を2030年までに85%まで引き上げる目標を掲げました。

様々な企業が、男性の育児休業制度を積極的に取り入れることや、男性の育児参加が重要であるという考え方は浸透し、男性が子育てをしやすい環境も整備されてきています。

「ママ・パパ・園児のデータBOOK 2023」から注目のトピックスをセレクトしてお届けする4回シリーズの第3回では、「パパの育休」における実態や、育児休業制度を取得できる環境にあるパパがどのようなことを考えているのか、そのインサイトに迫ります。

調査結果例

① 育休取得状況

(n=全体1186    幼稚園パパ700   保育園パパ486)

全体では、育児休業の制度が「導入されていて取ったことがある(『現在取っている』も含む)」パパは、28.2%。

「導入されていて取りたいと思っている」「導入されていないがされれば取りたいと思っている」「導入されていて、取りたい、(が取れない)」と、「取りたい」と思っている人は、合計で75.6%にのぼります。

そのうち、「導入されていて、取りたいが取れない」パパは19.8%、制度の導入の有無に関わらず「取るつもりもない」というパパは24.5%という結果に。会社で制度が導入されていたとして、「取りたい」パパと、「取るつもりはない」パパは、ほぼ同じ割合で出現。

「取りたいが取れない」パパを含めると、「育休を取らないパパ」のほうが、まだ多いという結果になりました。

 

② 育児はとても楽しい

(n=全体1186    幼稚園パパ700   保育園パパ486)

「育児はとても楽しい」と答えたパパの割合は、「育休を取ったor取得中」のパパのほうが多く、幼保のパパいずれも60%以上となりました。取りたくても会社に制度がない、制度はあっても取りにくい、自営業でそもそも取れない…など、まだまだ「パパの育休」へのハードルは人によって高そうです。一方で、取ったパパは、「育児はとても楽しいものなのだ」と気付き、主体的に育児を楽しむようになっています。

パパの育休は、これから子育てをずっと楽しんでいけるような、大きな「きっかけ」になっているようです。

調査概要

調査地域:全国

調査方法:Webアンケート

調査対象:全国のあんふぁん読者、ぎゅって読者、あんふぁんWebユーザー、ぎゅってWebユーザー

の夫、20代5.2%、30代62.5%、40代28.8%、50代3.1%、60代0.3%の幼稚園、

保育園パパ ※こども園は近い園の形態で回答

調査期間:2023年9月4日~10月5日

集計数:1186件

シルミル研究所からのコメント

「パパの育休」については、「ママ・パパ・園児に関するデータBOOK 2023」の中で特集として調査をしました。

育児休暇を取得している人、していない人とをクロス集計をしながら、それぞれの傾向や今どきパパのインサイトを独自の視点で調査しております。

 

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次回は、「園児のおもちゃ、ランドセル」に関する調査を公開。園児たちのインサイトをご紹介します。

 

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