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オンライン座談会 ママたちの本音トーク「習い事編」開催レポート

今回の座談会に参加した、鈴木奈緒子さん(左上)、kyokoさん(左下)、しまんださん(右下)、あんふぁん編集長又木亜希子(右上)

コロナ禍の子どもの習い事に変化はあった?

こどもりびんぐでは、Zoomのウェビナーによる編集部と読者ブロガーによるオンライン座談会「教えて!ママたちの本音トーク」を開催しています。

第1回「長期休暇のランチ」第2回「働くママの朝食事情」第3回「子どもとママおやつ事情」第4回「子どもとお風呂、いつ入る? 何してる?」第5回「家庭での除菌、どれくらい意識している?」に続き、第6回目として、編集部と読者3名による「どう変わった? コロナ禍の習い事事情」を9月30日に開催しました。その様子をレポートします。

オンライン座談会「教えて!ママたちの本音トーク」について
読者の園児ママのリアルな気持ちや消費行動を企業の皆様にお伝えすることを目的とし、毎回テーマを決めて、あんふぁん・ぎゅって読者を代表するあんふぁんメイト・ぎゅってブロガーのママ3名とあんふぁん・ぎゅって編集部員によるZoomウェビナーでのオンライン座談会を開催。
11/4(木)11:00~(約40分間予定)には、第7回オンライン座談会「ランドセル編」を開催予定です。ランドセル購入経緯や、ラン活情報源、コロナ禍での購入で困った点、良かった点は? など、読者アンケートの集計結果と合わせて、2022年度に小学生になる子どもがいる読者ママ3名に話してもらいます。ぜひご視聴ください。

 

通っている習い事や、通わせて良かったこと、コロナ禍で習い事への意識が変わったかなど、園児の習い事について、あんふぁんメイト・ぎゅってブロガーのママ3名に聞いてみました。また、あんふぁん・ぎゅって読者にもアンケートを実施しましたので、その結果も合わせて紹介します。

 

テーマ どう変わった? コロナ禍の習い事事情

パネリスト あんふぁんメイト・鈴木奈緒子さん(夫と幼稚園年長の長女の3人家族)、あんふぁんメイト・しまんださん(夫と小学校4年生の長女、幼稚園年長の長男の4人家族)、ぎゅってブロガー・kyokoさん(夫と保育園2歳児クラスの長男の3人家族)、あんふぁん編集長・又木亜希子

 

習い事アンケート概要

2021年8月6日~18日実施  対象:あんふぁん・ぎゅって読者

調査方法:メール配信でのWebアンケート  有効回答数:294

※未就学児(幼稚園・保育園児)のお子さんについての回答

 

習い事をしている園児は61.6% 体を動かす「スイミング」「体操」が上位

アンケートの回答では、現在習い事をしている園児は61.6%。習っている数では、1つが多い結果となりました。している習い事では、「スイミング」「体操」と体を動かす習い事が多い反面、3位「英語」5位「通信教育」6位「学習教室」と、学び系の習い事も上位に入りました。

 

今回座談会に参加した3人のお子さんの習い事は以下になります。

 

鈴木奈緒子さん(幼稚園年長・女の子) 習っている習い事:5つ
園提携の習いごと/和太鼓週1回、バトントワリング週1回、英語週1回

幼児教室週1回、通信教材「Z会」

 

しまんださん(幼稚園年長・男の子) 習っている習い事:4つ

スイミング週1回、ピアノ週1回、体操月2回、創作教室月2回

 

kyokoさん(保育園2歳児クラス・男の子) 習っている習い事:1つ

バレエ(週1回)

 

費用は月額6000円~8000円、2万円以上が1位、平日通う園児が多数

習い事にかける費用については、月額で「6000円~8000円」と「2万円以上」が同率1位。また、まだ子ども1人では通うことができないため、通い方は「平日、園が終了後、親が連れて行く」が1位、「休日、親が連れて行く」が2位となりました。コロナ禍で増えたと思われるオンラインでのレッスンなどの実施については、まだ園児には難しいこともあるのか、2.2%という少ない結果になりました。

鈴木さんは「費用はすべてで月額3万8160円。幼児教育の無償化があり、もともと幼稚園の費用として掛かっていた金額を習い事にスライドしたと思うようにしています(笑)。園提携の習い事は費用も比較的安く、先生が連れて行ってくれて帰りも園バスで帰ってくるので、送迎しないでいいので助かります」とのこと。

「すべてで約2万円くらいです。幼稚園が無認可で費用がかかるため、幼稚園時代は習い事も含めると結構必要だなと感じます」というのはしまんださん。「家の近くの習い事が多く歩いて行きますが、プールは電車で2駅。送迎は大変ですね」

kyokoさんは「費用は5000円とバレエにしては安いと思います。平日なので、送迎は私が仕事が終わった後に急いで保育園に迎えに行って連れて行きます」。

3人とも習い事の送迎はママが担当とのこと。園児の習い事は平日早めの時間のものも多く、ママが連れて行くことになるパターンが多いようです。

 

きっかけは、子どもが習いたい、親がさせたいが上位

アンケートでは、習わせたきっかけは、「子どもが習いたいと言ったから」「親がさせたかったから」が上位。また、習い事をさせている理由については、運動系の習いごとをしている園児が多いこともあり、「子どもの体力・運動能力向上のため」が1位となりました。

「一番最初の習い事は1歳7カ月の時に通い始めた『ベビーパーク』という幼児教室です」と鈴木さん。「東京から福岡に転勤してママ友や知り合いがいなかったこともあり、母親目線で通わせることを決めました。子どもへの指導だけでなく、子育てに大事なことを親にも教えてくれ、子どもの変化はもちろん、私にとっても子育ての気付きがたくさん得られました。そこから幼児教室にはずっと通わせようと決めました」

しまんださんは、「早生まれということもあり、年少の時は、幼稚園に慣れたり、幼稚園の友達と遊ぶことを中心に考えました。年中になり親がやらせたいものを体験させて、スイミングなど子どもがしたいといったものに通わせています。姉が習っていた『ピアノ』を最初に習いましたが、泣いてしまったりしたので、習わせるのを少し遅らせました」

kyokoさんは「バレエを2歳3カ月で始めました。きっかけは私が昔習っていたのですが、そのとき男の子が少なく貴重な存在で、かわいがってもらっていた記憶があった」とのこと。「息子を体験で連れて行くと、楽しそうに踊り、教室にもなじんでいたので、そのまま続けることに。男の子でバレエということで、パパはちょっとびっくりしてましたが、行ってから事後報告をすると、特に反対などはなかったですね」

先生の適切な声掛けや、成功体験を積むことで、子どもの成長を感じられる

園児の習い事は宿題をさせたり、送迎など親が大変なことがある反面、子どもの成長を感じられるなど良いことも多々あります。3人とも習い事を通して、子どもに良い変化を感じているそう。

鈴木さんは、「1歳半の頃から通っていた幼児教室で適切な指導を受けたこともあり、今では周りのお友達が分からないときには自分から協力をするなど、人との関わり方が上手になったと感じます」と、コミュニケーション能力が培われたと感じることが多いとのこと。「転勤が多く、幼稚園も現在の園が3つ目になるのですが、すぐになじめるのもそのおかげですね。後はあきらめない、集中力が付いたというのも、先生が適切な声掛けをしてくれた結果かなと思います」

しまんださんは「絵を描いたり、お手紙を書いたりなどを息子はあまりしなかったのですが、教室に通い始めてからは楽しくなったようで、遊びの幅が広がったなと感じます。スイミングはなかなか進級せずやめさせようかな…と思ったこともあったのですが、進級したときには子どもも喜んで、コツコツ努力すれば結果が出るということを体験できたと思います。幼稚園では早生まれということもあり、お友達に負けることも多いのですが、習い事を通して成功体験を積めています」とのこと。

「バレエのレッスンを通して、人の話を聞けるようになった」というのはkyokoさん。「周りは上の年齢の子が多く、先生の指示もちゃんと聞いていないとできないことも多いので、自然と身に付きました。また、先日発表会に初めて出たのですが、発表会に向けて練習する、みんなの前で発表する、そしてみんなに褒めてもらえるという体験を通して、何かを成し遂げるという経験ができたことも良かったですね。息子自身もとても喜んでいました」

3人とも、習い事そのものによる上達だけではない成長を、習い事を通してたくさん感じていることが分かりました。

 

逆に大変なことでは、「通信教育や教室の宿題をさせる時間を捻出すること」というのは鈴木さん。「宿題をいつまでに終わらせるなどのスケジュールを立てるのが大変です。まるでマネージャーのようです」(鈴木さん)。「送迎が大変」と言うのはしまんださんとkyokoさん。「遊びで集中しているときに中断させて習い事に行かせることへの葛藤や、行く前にぐずったりすることが大変ですね」。フルタイムで働いているkyokoさんは「習い事に遅刻しがち」とのこと。「5時半からスタートなのですが、5時に仕事を終了して、走って園まで行って、お友達との挨拶も早々に引っ張って連れて行く、それでもちょっと遅れてしまうことも多いです」

送迎の大変さを考えると、園で提携の習い事や、家でできる通信教育やオンラインといった習い事は、親にとってはありがたいといえるかもしれません。

コロナ禍での習い事の変化は、良し悪し両方の声が

現在、習い事をしていない人に、習わせていない理由を聞いたところ、「年齢的にまだ早い」が1位、「コロナ禍で習い事に通うことに不安がある」が2位となりました。

また、今回の座談会のテーマでもある「コロナ禍での習い事」について、変化があったかどうかを聞いたところ、「ある」は39.1%でした。

コロナ禍での習い事の変化では

・通わせたいと思うが、感染が怖くて通わせていない。 [37歳]

・水泳がお休みになったり、回数が減らされた。再開後もクラス人数が減っていた。 [48歳]

・保護者の見学が不可になった 。[35歳]

というマイナス要素を上げた人がいる反面

・中止・延期になったが、必要・不要なものを見直すきっかけになった。 [38歳]

・テレワークが増え、送り迎え時間の捻出が可能になり習い事を増やした。 [36歳]

・オンラインレッスンの導入。今までは通えない日があったが別日にオンラインレッスンで参加ができるようになり、料金を無駄にする事がなくなりとても助かっている。[33歳 ]

というプラスのコメントもあり、良し悪し両方の意見がありました。

ほかには

・英会話を始めようと思ったが、コロナが不安だったので通信教育を始めた。[29歳]

・公共の遊び場が減ったため、安心できる施設であれば通わせたいと思うようになった。[38歳]

・プログラミング教室が9割オンライン授業になった。 [35歳]

・コロナで持て余す時間が増えたので、習い事を始めた。 [39歳]

といったコメントも。

 

3人のうちでは、鈴木さんとしまんださんは変化があったとのこと。

「コロナが怖くて当時通っていた幼児教室をやめて通信教育を始めた」というのは鈴木さん。「東京に住んでいたのですが、電車で通っていた幼児教室はやめました。通信教育を何社か比較して、『Z会」が娘の個性にもあっていたので、始めました。先生とのお便りのやり取りなども娘が喜んでいて続けています。コロナ禍では家でできることがあるのはありがたいです」

しまんださんは「スイミングが休校になり、ピアノも一時期オンラインになった」とのこと。「スイミングは休校になった分が振り替えになったのですが、逆に混んでいてちょっと気になりました。ピアノは小学生の娘はむしろオンラインで楽しくできていたのですが、園児の息子にはちょっと難しかったようでした。体操は1回1回の支払いに変えてくれたりしたので、休みやすくありがたかったです」

kyokoさんはコロナになってから始めたので特に変化はないとのこと。「保育園に通っている時点で密になるのは仕方ないかなと思っています」

また、鈴木さんはコロナで休園になったときに、オンラインの習い事もしていたそう。「家でずっと過ごすことになったので、『スタコレ』というオンラインで定額で習い放題の習い事を2カ月ほどやっていましたが非常に良かったです。オンラインと相性のいい習い事はどんどん取り入れてほしいなと思います。親としては子どもの可能性を広げてあげたいので、コロナ禍でも学びにつながることはさせたいです。オンラインだと割引きとか、オンライン・対面のどちらでも選択できるなどがあるとうれしいですね。後は発表会なども中止ではなく、例えば無観客でオンラインで配信などがあれば、じぃじばぁばなども見ることができるのでいいなと思います」(鈴木さん)

コロナ禍で習い事に求めることとしては、しまんださんは「例えば、濃厚接触などで元気なのに家にいなくてはならなくなった場合も想定すると、オンラインでも習えるというのは魅力です。後は教室側も通わせる側も、感染対策を講じるなど意識を高めることも大切なのかなと思います」とのこと。

kyokoさんは「続けられる環境を作ってほしい」とのこと。「息子はまだ小さいのでオンラインは難しいかなと思いますが、小学生くらいなったらやらせてみたいと思います。ただ、画面越しに友達や先生と会うのが普通と思ってしまったりして、コロナが収束して実際に会うとなったときに、子どもがちゃんとできるのかなどは心配ですね。今後もこの状態が続くのか、何がスタンダードになるのかが今は分からないので、子どもにどう教えていけばいいのか悩みます」(kyokoさん)

習い事をしていない人は、今後させたいと思うが9割強

 

 

最後に、今後の習い事について聞いたところ、習い事をしている人は、「今のままでいい」48.1%、「増やしたい」48.1%、習い事をしていない人は「させたいと思う」が91.2%という結果となりました。

今後させたい・気になる習い事では、習い事をすでにしている人では、「スイミング」に次いで、「ピアノ」「書き方・習字」「そろばん」、習い事をしていない人は、「スイミング」「英語」「ピアノ」が上位となりました。

 

鈴木さんは、「小学校に入学に合わせて今の習い事をやめて新しい習い事をさせたいなと思っています。スイミングや体操などに興味があります」。

しまんださんは「気になる習い事はたくさんあるのですが、入学当初は小学校に慣れる時間なども必要だと思うので今の習い事をキープ。学校に慣れたタイミングでほかに子どもが興味のあるものがあれば、数は増やさず、習い事と小学校のバランスを見つつ家族で考えたいなと思います」。

増やしたいというのはkyokoさん。「まだ3歳なので、もう少し体力がついてきたら、楽器やスイミングなどをさせたいなと思います。ルールなどが理解できる年頃になったら球技にも興味があります」(kyokoさん)

習い事の選択肢も多い時代、子どもに合った習い事を選択する情報なども必要になってきそうです。

 

今回の3人の話とアンケート結果から、園児の習いごと事情として

・習い事を通して、園児の成長を感じられる反面、送迎や宿題など親は大変なことも

・コロナ禍での習い事の変化は、休校や感染の不安などのマイナス要素の反面、在宅勤務で通わせやすくなった、オンラインの導入で通わせやすくなったといったプラス要素も

・習い事を増やしたいという人も多数。小学校に入るタイミングでの習い事の見直しも

といったことが分かりました。

オンライン座談会、第7回は「教えて、ママたちの本音トーク〈ランドセル編〉」として開催予定です。ご興味のある方はぜひ下記からお申し込みの上ご視聴ください。

オンライン座談会「教えてママたちの本音トーク<ランドセル編>」

テーマ「速報!2022年度入学児のラン活~コロナ禍2年目、ママたちはどう動いた?」          

昨年から続くコロナ禍の「ラン活」。外出制限下で2022年入学児をもつママたちはどのように購入したのでしょうか? 2022年度に小学生になる子どもがいるママたちとあんふぁん・ぎゅって編集部がリアルな声をお届け致します。出演者以外の年長の子どもがいる読者ママにもアンケートを実施し、その結果も合わせてご紹介致します!

開催日 11月4日(木)午前11時~ ※45分程度を予定

形式 Zoom配信

パネリスト あんふぁん・ぎゅって編集部&2022年度に小学校に入学する子どもがいるあんふぁんメイト・ぎゅってブロガー(未就学園児をもつ読者スペシャルサポーター)3名